ブロガーの菅原美和子です。
2020年夏、私とパートナーはアイルランドから彼の故郷オランダへと、数々の困難を乗り越えて移住を果たしました。
本シリーズ「オランダ移住劇2020」では、その一部始終をえがいていきます。
預け入れ荷物の重量の件で、カウンターへ恐る恐る近づく。
案内カウンターで…
案内カウンターと言っても、その形はチェックイン・荷物預け入れのそれと変わりはないのだが、それはさておき、問題は荷物だ。
…そう、ご察しの通り、重過ぎたのだ。
元々は、20kgの大型スーツケースと、中型の10kgのスーツケースを一つずつ、チェックイン時に預け入れるつもりで、
航空券を買ったときに、荷物の重量の「権利」も購入した。
しかし、荷造りを進めるうちに、段ボールでは送らずに「手元で持っていきたいな」という物が後からどんどん出てきたのだ。
中型10kgでは、間に合わなくなっていた。
ところで、荷物が重量オーバーだと、空港では1kgにつき1000円とか2000円みたいなレベルで請求されるから注意、みたい話はよく聞く。
このことはもちろん、事前に承知していた。
だからこそ、当日になって課金されないように、何日も前にアカウントにログインして、荷物の重量を10kgから20kgに変更しようとしたのだが、
なんと!
そもそも選択肢が、ない?!
交渉の余地はなし
ウェブサイトのどこを探しても見当たらないので仕方なく、事前変更はせずに空港で直接交渉するつもりでやって来たのだ。
アカウントで重量を変更しようとした旨を案内カウンターで告げると、無慈悲にも交渉の余地はゼロ。
会社のポリシーで、一旦預け入れ荷物のオプションを購入すると、設定した重量はそれ以降変更出来ないのだと言う。
そんなことアリ??!
ビジネス的にはOKなのかもしれないけど、、
なんかちょっと、最後の最後にがっくり。
(´・ω・`)
たとえば「売り手によし、買い手によし、世間によし」といった近江商人がつちかってきた
「三方よし」のような商いの精神があったらな、、
でもここは日本から遥か一万キロ近くも離れた異国の地、そもそもそうした経営哲学をハナから期待してたのが、いけなかったのか。
結局、ライアンエアーなどの格安航空なら、往復運賃で隣国を行って帰ってこれそうな額の超過料金を払うことに。
がびーん。。
ご丁寧に例の厚みのある、チケット型の立派な領収書まで頂いた。
ここにお金をかけなくてもいいのに…笑
「やられた…」と思うが、もはや致し方無い。
ここで何にも言わないのも、ただ単に私がカモられたみたいで面白くないが、
目の前のスタッフさんは何も悪くないし、ここでプンスカまくし立てたところで、状況は変わらない。
まだ若干、心のどこかでモヤモヤしつつも、荷物検査に頭をフォーカスさせることで、さっきのことは気を紛らわらせて一旦、忘れることにした。
それが済めば、お土産コーナーも待ってるし。
気持ちを切り替えて、閑散とした「空の改札」へと私たちは歩みを進めるのであった。
続く。
シリーズ「オランダ移住劇 2020」次回の第8話は、こちらからどうぞ:
Ep. 8 オランダ移住当日。アイルランド生活最後の日 その8
初回と前回の第6話は、こちら:
Ep. 1 オランダ移住当日。アイルランド生活最後の日 その1
Ep. 6 オランダ移住当日。アイルランド生活最後の日 その6
私がアイルランドに渡航した経緯についてはこちらをご覧ください:
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